たんす再生の工程
【1】数十年使用した桐たんすは、まず古金具をはずします。
【2】金具をはずしたタンスは、中(引き出し)を抜き取り、熱湯で殺菌をします。
(防カビも致します)
【3】殺菌したタンスは、天日でよく乾かします。
【4】ノミやカンナで補修していきます。
・底板の割れを補修します。
・タンス本体は、締め直したり、削ったりします。
・戸板等、亡くしてしまった物は、新しく作ります。
【5】木地(白木)で、出来上がった状態です。
【6】下塗りの後、バレンをかけます。その後、中塗りバレンを繰り返します。
【7】本塗り、最後に夜叉と砥の粉を塗ります。
この天然の塗りをして初めて、桐たんすは呼吸ができます。
【8】塗りあがった桐たんすは、乾燥室で乾かされます。
(温度と湿度が一定になるような部屋です)
【9】桐たんすの保護の為と手アカ防止の為に、ろうを引きます。
これも天然のものですから呼吸を妨げません。
【10】金具を打ちます。熟練された金具打ちの職人が金具を打ちます。
【11】出来上がり